加茂サッシの特長と仕組み
加茂サッシは従来の木製建具と違い「枠と建具のセット」からなっています。だから、木の良さを生かしながら今までの木製建具にはない優れた機能を実現することができたのです。
たとえば・・・・・
静かに滑って
かもい部分は、上枠につくられた木のレールに建具上框のしゃくり(みぞ)をはめ込むしくみになっています。
木と木の組み合わせですから開け閉めはきわめて静か。
滑りもスムーズで、しかも気密性にも優れています。
雨にも強く
いたみやすい敷居には、雨水から下枠を守り、 お掃除も簡単にできるよう一体成型のアルミ材を使用。 また、堅枠との取り合い部分にはアルミ材の立ち上がりを 付け、雨水が下枠にしみ込むのを防いでいます。 敷居には網戸1本+ガラス戸引違用の3本レール、 引違全開用の4本レールがあります。
風にも強く
閉めたときに建具と枠がぴたりと組み合わさるよう、 框と堅枠のしゃくりを2本にしました。このため 戸のガタつきがなく、気密性や雨じまい性能が非常に高く なっています。
ぴたりと閉まる
ガラス戸の召し合わせ部は、建具相互がぴたりと合うように けずり込み、そのうえ気密材も入れて、気密性、水密性を 高めています。また、ガラスも気密性、水密性を高めるため 押ぶちやパテを使わず、ビート止めに。そのため冷暖房のロスが 少なく、雨じまいも抜群です。 ペアガラス(3・6・3)を使用する場合は、見込みの 大きい建具框を使用します。
しっかり戸締り
錠は従来の木製建具のようなネジ式ではなく、ワンタッチで 施錠できるクレセント錠を採用。 召し合わせ部が隙間なくぴたりと固定できるため ガタつきがなく、気密性も高めています。
出し入れかるがる
網戸、ガラス戸、戸襖、障子、それぞれのレールが 別々に戸袋の中まで引き込まれています。 そのため戸袋内での面倒な戸の移動がなく、出し入れは 片手で出来ます。また、戸袋のガラス戸内側部分に 硬質発泡ウレタンボードの中仕切りを設け、気密性、断熱性を 高めています。(全開サッシ)
外の光、音をシャットアウト
加茂サッシでは、戸襖が雨戸に代わって断熱や外光カットの 役割を果たします。このため戸襖の芯材には断熱遮光性能の高い ペーパーハニカムを使用。2枚立ての場合、召し合わせ部をカギの手に 組み合わせることでさらに断熱遮光性能を高めると同時に、 2枚を連結して引き出すことを可能にしました。
美しく優しく
引手は、木製ならではのしっとりとした美しさを大切にした框への 造り出し(タテ溝)です。金物の冷たさがなく、どの高さでも引く ことができますから、小さなお子さんにもらくに開け閉めできます。
いつまでも開閉スムーズ
静かで、滑りの良い大型戸車を使用しています。 戸車の高さは框の調整穴からドライバーで簡単に 調整できますから、いつまでもスムーズに開け閉めすることが できます。