よくある質問とご回答

加茂サッシについて、よくご質問いただくことと回答をまとめました。

木の建具なのになぜ「サッシ」というのですか?

加茂サッシは、たんに建具だけではなくアルミサッシのように枠と建具がセットとしてつくられているからです。

現代はサッシといえばアルミが常識。なのになぜ加茂サッシは木製なのですか?

肌ざわりが暖かく、使えば使うほど美しくなるなど「木」の良さが見直されている今、建具にも木の住まいに調和するものが求められています。それが加茂サッシなのです。しかも技術の進歩によりアルミに優るとも劣らない高性能が実現できたことが、加茂サッシ登場の裏付けになっています。

加茂サッシにはどんな木を使っているのですか。木だと狂ったりしませんか?

国産材を使用するのが理想的なのですが、それではあまりにも高価格になってしまうため脱脂乾燥させたピーラー材(柾目米松)を使用しています。狂うことはめったにありませんが、万一狂った場合でも簡単に調整できる仕組みになっています。

加茂サッシにはどんな種類があるのですか?

建具は取り付ける位置によりさまざまなものが必要です。
加茂サッシは、開口部の形や建具の種類、その重ね使いのバリエーションなどが実に多彩ですから、ほとんどの要求にお応えできます。

寸法のオーダーはできますか。その場合、どの程度割高になるのですか?

加茂サッシは手づくりですから、規格外の寸法のご要望にもお応えできます。価格もとくに割高になるということはありません。

加茂サッシには障子は組み込めますか?

もちろん組み込めます。障子だけではなく戸襖や網戸なども組み込めます。

障子を組み込んだ場合、開口部の半分しか開けられなくなってしまうのですか?

ご安心ください。加茂サッシの全開型サッシなら、障子だけではなくガラス戸までも完全に開放することができます。

戸袋や障子の桟割りのデザインは自由にできるのですか?

標準タイプが用意されていますが、他にあらゆる特注デザインも可能です。

機密性や水密性、断熱性などの点で不安ですが・・・・・。

耐風・耐水、気密、断熱テストの結果、加茂サッシはアルミサッシに比べて耐水、気密性で同等。耐風性ではアルミサッシを上回り、断熱性ではさらに大きく上回る成績をおさめました。
また、木製なのでアルミのような結露もありません。とくに戸襖や障子を併用した場合性能がいっそう向上します。

木製だと腐りやすいのではありませんか?

加茂サッシは、最も腐りやすい下枠にアルミ型材のレールを大きくかぶせて腐りを防止していますので長期間安心してお使いいただけます。

木の建具は風が吹くとガタガタ鳴ったりしませんか?

加茂サッシは、戸じゃくりやクレセント錠で枠にしっかり固定しますので、戸のガタつきはまったくありません。

賑やかな通りに面した住まいなのですが、木製サッシは遮音性が良くないのでは?

気密性の高い加茂サッシは遮音性の点でも申し分ないのですが、さらに高い遮音効果をという場合は戸襖の併用をおすすめします。
外光を遮る戸襖は遮音にも高い効果を発揮します。

火事のとき木製サッシだと燃えやすいのではありませんか?

驚かれるかもしれませんが、火に対してはアルミサッシより木製サッシのほうが強いというテスト結果がでています。
アルミは熱によって変形するためガラスが割れてしまい、短時間で火が屋内に侵入しますが、木は表面から炭化が始まり、2センチほどでその進行が止まるためです。 乙種防火戸もあります。

寒冷地に使用したいのですが、そうした地域向きのものもあるのですか?

建具で熱損失の最も大きいのはガラス面です。したがって、寒冷地ではペアガラスを用いるのが望ましく、加茂サッシにはそのための(ペアガラス用)枠や建具を用意しています。
また、保温性を高める上では、障子や戸襖の併用も効果的です。

塗装はどうなっていますか?

建具は、建物のデザインにより塗装材料や色が異なってきます。
そこで、加茂サッシは無塗料の生地の状態でお届けしています。塗装にはオスモカラー等をお使いください。
注:塗料はメーカーによって耐用年数が違いますが、耐用年数が来たら必ず塗り替えてください。塗り替え無しで腐触した場合は、責任はとれませんので御注意ください。

ところで、木製というからには加茂サッシはそうとう高価なのですか?

たしかにアルミサッシと比べれば割高です。しかし、建具の重ね使いができること、見た目に美しく手ざわりのよい木製であること、そのうえ性能的にも優れているなどを考え合わせると決して高価ではありません。